イグサの家

2012年竣工
東京都品川区
集合住宅(1住戸のリフォーム)
鉄筋コンクリート造
地上3階のうち1階
延床面積 60u

 

マンション1住戸のリフォーム。
ご夫妻の趣味のためのスペース作りを主目的とした計画。
陶芸のスペース、書道教室及びギャラリー、その他部屋の目的により仕上材を選定している。
教室・ギャラリーは壁をイグサ(畳の材料)仕上とし、作品の背景とした。床は檜のムクフローリングで椅子座に耐えるものである。
一般的な和室とは壁と床を反転させたような仕上の構成であるが、その雰囲気はやはり「和」を継承している。
作業室は桐パネル仕上である。
イグサと桐の色合いは竣工後はずいぶん異なっているが、時を経てやがて双方とも飴色に変わり、全体的な統一感が強められていくことを意図している。
水廻りの改修は最小限とする一方、床下断熱等により温熱環境を向上させた。




 

 

 

 

 

               
玄関・廊下 
 
 
 
 
                 
                 
               
玄関は白塗装 <既存玄関は木調でムラのある状態> 
 
 
 
 
                 
                 
               
陶芸作業スペース 
 
 
 
 
                 
                 
               
ギャラリーより陶芸作業スペースを見る <既存DK> 
 
 
 
 
                 
                 
               
ギャラリー-壁・天井はイグサマット、床は檜フローリング。中央の掘り炬燵は格納して椅子座も可能 
<既存和室-押入は撤去> 
 
 
 
 
                 
                 
               
飾り棚-杉の無垢板