マンション1住戸のリフォーム。
ご夫妻の趣味のためのスペース作りを主目的とした計画。
陶芸のスペース、書道教室及びギャラリー、その他部屋の目的により仕上材を選定している。
教室・ギャラリーは壁をイグサ(畳の材料)仕上とし、作品の背景とした。床は檜のムクフローリングで椅子座に耐えるものである。
一般的な和室とは壁と床を反転させたような仕上の構成であるが、その雰囲気はやはり「和」を継承している。
作業室は桐パネル仕上である。
イグサと桐の色合いは竣工後はずいぶん異なっているが、時を経てやがて双方とも飴色に変わり、全体的な統一感が強められていくことを意図している。
水廻りの改修は最小限とする一方、床下断熱等により温熱環境を向上させた。
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